Posted on 7月 25, 2022
米大統領執務不能リスク
バイデン大統領が新型コロナに感染した他の報道が伝わっています。今のとこらかなり元気そうに執務をこなしているように見えますが、79歳の高齢であることを考えれば正直不安な部分があります。仮に大統領としての執務が不能になった場合、何が起きて来そうなのか考えてみるのは重要かもしれません
以下Wikipediaさんのリンクですが、大統領が職務不能となった場合に業務を引き継ぐ人間の順番が書いてあります。https://en.m.wikipedia.org/wiki/United_States_presidential_line_of_succession
色々と順番があるようですが、ほぼ確実に後継はカマラ・ハリスになりそうです。それだけなら副大統領に権限が移るだけなので問題無さそうですが、実はハリス氏は民主党内でも人気がかなりなくなっているのが色んなところで取り沙汰されています。
例えば以下はBBCの報道ですが、執務期間中の色々な失敗についてまとめられてます…
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-60061473
今回バイデン氏がハリス氏に大統領を交代した場合、何か起死回生の材料となるような出来事がない限り求心力の低下が否めないでしょう。そして忘れてはいけないのが、今回の中間選挙では共和党が上下両院とも過半数を取ってしまうリスクがあると言う点です。そうすれば、政権発足直後からレームダック政権が誕生することになります。
人気のない政権、かつ何も法案が通らないという話になってくるとハリス氏になった場合は何も政策が進まないリスクが高い事に加えて、現在の政権の要人が交代するリスクがあります。例えばイエレン財務長官などのキーパーソンもこの場合交代してしまうリスクがあります。かなりのテールリスクではありますが、こうなった時に米ドルがどう動くか考えておくのは良いことだと思います。とりあえずバイデンさん元気に戻ってきて下さい。